日々、勉強。

社会見学レポート

『留学』よりも重くのしかかる『活動停止』という事実

今回発表された8月21日発売のアルバムにソロ曲が収録される。「メンバーソロ曲8曲」という文字を見た瞬間に圭人くんの活動停止を実感した。ツアーに参加しないのはわかってた。ということはツアーの骨組みになるであろうアルバムにも圭人くんは参加しないということは自明の理だったんだけど「もしかしたら」「ボーナストラックくらいには」っていう気持ちがあったのかもしれない。


それが蓋を開けてみれば

「初のメンバーソロ曲収録(8曲)」

「7&BESTの曲は10周年を終え、新たな目標に向けてメンバーで意見を出し合った」

「“ダンス”がテーマ」

悲しい気持ちなんかよりも正直『はぁ?当てつけかよ!!!』って思わずにはいられなかった。


もちろん圭人くん自身が留学を選んだんだし、このアルバムの内容は全て圭人くんが留学を決断する前から決まってたことかもしれない。圭人くん自身が変化することを選ばず何事もなく過ごしていれば圭人くん自身が作詞作曲した夢のようなソロ曲を有難がって聴いてたかもしれない。“ダンス”がテーマということで堂々と踊る圭人くんの姿に成長を感じて喜んでたかもしれない。


むしろ今回のことで変更せざるを得ないことが出てきてメンバー、事務所、ジェイスト、その他仕事に関わる沢山の人に迷惑をかけてるのはわかる。そりゃ大人だからわかるよ。圭人くんが選んだ留学をするっていうことは本人の気持ちだけで済まされるものではなくて周りを巻き込む決断だったって本当は全部わかってる。




今まで「留学」と「活動停止」は同じような意味だと思って一括りに考えてたんだけど違うんだね。「留学」をしても「活動停止」をしなかったら休みを利用して楽曲作りに参加できたかもしれない。カウコンなどの特別なイベントに参加できたかもしれない。年に一回のカレンダー撮影に参加できたかもしれない。でも「活動停止」を宣言したということはその可能性が全てなくなったということ。

たとえ留学に行こうが圭人くんが「活動停止」さえ宣言しなければ…って一瞬思ったけど、きっとそれじゃダメだった。圭人くんは自分でも言ってる通り器用ではない。1つに集中すると他が疎かになる。大学が良い例だ。きっと仕事量的には通えないことはなかったんだと思う。上手く仕事と勉強を両立して、昼間に学校に通って夜に収録や撮影。そして課題、試験、仕事、コンサート、短いスパンで気持ちを切り替えて空き時間を最大限活用する。そんなことが出来てたらきっと大学も卒業していた。

でも現時点でそれが出来ないのが岡本圭人である。仕事が次々と決まるメンバーを近くで見ていた圭人くんが何を考えていたのかはわからない。「今じゃない」と言ってくれてたお父さんに紅白出場が決まったときに「生まれ変われ」と言われたことも大きいと思う。そして退学する前には膨大な時間を費やしてHey!Sαy!JUMPの10周年ソングであるH.our Timeを作曲した。そのときの圭人くんにとっては完全に学業より仕事に優先順位を置いていたことがわかる。日常生活でも仕事につながる何かを探し続けていると雑誌のインタビューで答えていた。いつでも仕事が一番の圭人くんだからこそ、少しでも仕事が決まるとそっちに意識がいってしまう。学ぶための大事な時間が削られてしまう。これから圭人くんが身を置く場所はそんな中途半端な姿勢で学べるような生半可な場所ではないだろうし、大学の二の舞にはなってほしくない。圭人くんもそんな自分を嫌というほどわかっているからこそ「留学」と同時に「活動停止」を発表したんだと思う。限られた時間の中で自分で必要なスキルを手に入れられるよう『全身全霊で努力』するために。