日々、勉強。

社会見学レポート

罪のない者だけが石を投げよ

 

これは圭人くんの留学延長が発表された時期に書いたブログです 

 

 

今回の留学延長は間違いなく圭人くんの意思だろうけど、結果だけを見て責める人ばかりなのでそもそも留学せざるを得ない状況をつくりだした今までに問題があるのでは?と真面目に考えた話

 

 

 

 

 

 

タイトルは聖書の一節

 

石打ちの死刑と決められている罪を犯した女性がいた

民衆が集まる中その判断を任せられたイエスは人々に向かって「あなたたちの中で罪を犯したことのない者がまずこの女に石を投げなさい」と言った

しかし年長者から一人また一人とその場を去って誰も女性に石を投げられなかった

 

 

別にキリスト教の信者ではないのでこの言葉のすべてを理解できているか分からないけど

この世に誰かを裁く資格がある人はいない

と解釈してる

【罪】の中にはただの犯罪行為だけではなく人間の失敗や間違いもぜんぶ含まれてる

 

 

私は石は投げられない

誰も石なんて投げられるわけない

 

 

 

 

とまぁ重いのか浅いのかわからない始まりをしてしまったけど

とにかく私は今回の圭人くんの2年で戻ってこずに留学延長したということだけに焦点を当てて文句を言ってる人たちに本当に圭人くんだけにこの一連の責任があるのか?と考えてみてほしくて文章を打っている 

 

 

 

最初に言っておくと今回の留学延長は完全に圭人くんの意思だと思う

 

卒業したら戻ってくると待っていた圭人くんファン、9人のJUMPを望むファンたちの期待を裏切ってしまったことには違いない

 

留学を決めたときみたいに

「これは圭人のわがままじゃなくて‪Hey!Say!JUMPのわがままだから‬」

なんて甘い言葉をかけてもらうつもりは毛頭ない

 

 

でもなんで誰の目にもわかりやすい””卒業””というタイミングで圭人くんが帰ってこなかったと思う?

 

圭人くんが自分勝手で頑固だから?

卒業公演で舞台に立てなかったから?

もっと演技を学びたくなったから?

もう戻る気がない?

 

 

本当にそれだけが理由だと思いますか?

 

 

 

 

私はもう一言で拗らせたんだと思ってる

それも重度に。

  

【拗らす】

物事をもつれさせ、処理を難しくする。めんどうにさせる

 

拗らせていなかったら留学はしなかっただろうし

拗らせがひどく無ければ多少志半ばでも卒業のタイミングで戻ってきたかもしれない

 

拗らせる前にどうにかならなかったのか

 

 

 

そもそも現役のアイドルが今の生活を一度すべて捨てて『留学』という道を選ぶこと自体がイレギュラーすぎる。おかしいんだよ。

じゃあ圭人くんが留学せざるを得ない状況になるまでに何が起きていたのか。

 

 

まず一番に考えられるのは

 

自己肯定感の低さ

 

これは雑誌のインタビューや楽曲のメイキング映像でも何度も何度も嫌というほど目にしている。

 

「好きな子がいても自分よりもっと笑わせられる人がいると思うから他の人を選んだ方がいいと思っちゃう」

「俺、つまんないやつなんですよ」

「メンバーを笑顔にすることが出来ない」

「俺に踊れるからファンの方も踊れます」

 

そんなことないよ!とフォローしたくなる言葉のオンパレード。

 

 

職業柄、人格形成期の体験がその後の人生を左右すると学んできた

 

別に成功だけを体験させる必要はない

時には転び、傷を作り、痛みを知ることも大切である

もちろん苦手なことも出てくるだろうけど、サポートをしながら自ら挑戦出来たときには思い切り褒める

やれば出来るかもしれないと自分自身が思えるように持っていく

そうすることで自己肯定感が育っていく

 

 

 

じゃあなんでこんなに自己肯定感が低い人間になってしまったかと考えると

間違いなくデビューからの『環境』である

 

一般的に人格形成期は0~6歳くらいまでと言われている

私は圭人くんがアイドルとしての人格形成期(そんなものがあるかは知らない)に十分な成功体験を積めなかったことが一番の要因なのではないかと考えた

 

 

他のメンバーが先輩のバックについて踊ったりツアーを回ったりユニットを組んだり順当にJr.経験を積んでからデビューしたのに対して、圭人くんはほとんどJr.経験が無いどころか日本語を自由に読み書きできないレベルの状態でのデビュー。

 

当然一番下の立場

 

ヒエラルキー最下層

 

 

踊りの基礎も経験もあったもんじゃないから必死にデビュー曲の振りを覚える横では「圭人が踊れないからこの振りはやめよう」とか聞こえるんですよ?

弱冠14歳の男の子の心は折れるでしょう。

 

某雑誌の10000字インタビューでどのメンバーも「迷惑だなんて思ってなかった」なんて言ってるけど

嘘をつけ

って感じですよね。

それって「今思い返すと責められない状況だったしな」でしょ?

その当時圭人くんを対等に見たことあった?よーく思い返してみて?

 

別にメンバーに文句があるわけじゃない

その環境を作り出した事務所に、大人たちに、憤りを感じているだけ。

いや、もしそれが社会の縮図なのだとしたら、圭人くんがいなかったら他のメンバーがその役を担わなきゃいけなかったとしたら…ここまで頑張ってきた圭人くんを褒めたい。褒めちぎりたい。

 

グループに入ってデビューすることは本人が選んだことでしょ?プロなんだから甘えたこと言うな

って言う人もいると思うけどデビュー当時の圭人くんは14歳

ましてやJr.経験がほとんど無い中で芸能界という特殊な世界でこれから待ち受けるすべてを理解していたとは思えない

 

だからこそ大人が、事務所のスタッフが、技術面はもちろんメンタル面でのケアまでしてやらなきゃいけないんじゃないの?

アイドルという商品を管理するのがマネージャーの仕事なんじゃないの?

 

 

いくら努力をしたところでデビューして何年経ってもいつまで経ってもメンバーの中で一番下。

認めてもらえない。

曲が出ても歌割りがない。

MCで喋らないとネタにされる。

喋ったところで一蹴される。

 

こんなんでどうやって自己肯定感を高めろと???

 

不撓不屈なんて言葉があるし、実際に山田さんも努力してセンターの座を掴み取ったのは知ってる。

裕翔くんがセンターから外れても腐ることなくドラムや俳優業で今のポジションを掴んだのも知ってる。

伊野尾くんは4年で大学を卒業してきのこヘアーのキュートな外見とは裏腹にジャニーズらしからぬテキトー(に見える)発言というギャップを打ち出して世間にインパクトを与えて、建築学科卒という武器もしっかりと活かしながらレギュラー番組をいくつも掴んだことも知ってる。

 

 

全部知ってるけど!!!!!

 

 

デビュー6年も経った2013年発売のRWMまでテレビサイズの歌割りがなかったのはなんで?

2014年を最後に演技の仕事が来なかったのはなんで?

露出が増えるはずの10周年イヤーに圭人くんだけ演技の仕事が入らなかったのはなんで?

努力したら報われるなんて夢も見せてもらえないままで、それでも周りに追いつくために努力し続けるしかない状況を作ったのは誰?

 

 

事務所だろ!!!!!

 

 

 

 

あとはうるじゃんのコーナー『ケイトーーク』のコーナー説明である

「僕が今ハマってる人やモノを熱く語るコーナー、そしてリスナーのみなさんからのおすすめやダメ出しも紹介していきます」

 

私は初めて聞いたときめちゃくちゃ驚いた

 

信じられる?

デビューして数年経ってるアイドルのラジオの個人コーナーで

「自分へのダメ出し」

を募集してるんだよ?

 冷静になった今考えてみても全然意味がわからない

 

 

誰がどの立場でダメ出しをするんだ?????

 

ファンからのダメ出しを受けて更に成長をしようとすることが圭人くんの良さなのかなと思ったこともあったけど、今考えると圭人くんに必要なのはダメ出しじゃなくて取り組んできたことを正当に評価して認めることだったよなぁと

 

 

 

知念くんはプライベートの圭人を見たらかっこよくてひっくり返るって言ってた

 

実際に圭人くんはかっこいい

存在がかっこいい

身にまとうオーラがかっこいい

英語を喋るときも生き生きしてる

 

でもだからこそ逆に

アイドル活動に関しての自尊感情の低さを物語っている

のだと思う

 

某逃げ恥で平匡さんが恋愛においての自尊感情の低さを指摘されてたけど

圭人くんに関してはそれがアイドル活動

圧倒的にアイドルでの成功体験が少なかったんだと思う

 

 

 

 

 

 

そして二番目に

圭人くんは演技の仕事をしたがっていた

 

雑誌で『将来の夢は?』『10年後の自分はどうなっていると思う?』とインタビューを受けても

「今はまだ言えない」「やりたいことは沢山あるけど叶えたときに伝えるね」

などと曖昧に答えて続けていた圭人くんがはっきりと公言したのが

「舞台をやりたい」ってことなんです。

 

雑誌のインタビューでは何度か目にしていたけれどもWhite Loveの特典で面接風に質疑応答する映像がついていて、そこに顔をくしゃくしゃにして「舞台・・・舞台やりたいですねぇ・・・」と訴える圭人くんがいた。

 

私自身圭人くんの舞台をずっと望んでいたので雑誌のインタビューでも舞台に対する発言は意識して心に留めていたつもりだったけど、文字で見るのと実際にしゃべっている姿を見るのでは全然違った。

切実な願い、絞り出すような声・・・胸が苦しくなった。

 

その願いを叶えるために学びに行ったのだ。

 

表現者として舞台を目指すっていうのは素晴らしいようだけど諸刃の剣でその分アイドルからは離れるのはわかってた

正直表現者という言葉が出るたびに胸がざわざわした 

 

それでも私は圭人くんに舞台に立ってほしかった

厳しい練習を乗り越えて共演者と一つのものをつくりあげて舞台に立ち、最後に三方礼をしてお客様からの拍手を全身に浴びる経験をしてほしかった

 

そのことが何より自信に繋がると思ったから

 

 

 

実際に圭人くんは留学に行ってから変わった

学んでいることを生き生きと伝えてくれて、表情には自信が漲った

「待っててくれると嬉しいな・・・」から「待っていてね!」に変わった

 

2年生になり実践が増えると台本を読み込み、どうすれば観ている人によりお芝居が伝わるか仲間と話し合い、時代背景を調べてさらにその人物に成りきる

とても楽しそうだった

 

留学して1学年終了したことを知らせるけとぴで

『自分の人生においてこの決断は間違っていない』と人生ごと肯定してくれた

私はそのことがめちゃくちゃ嬉しかった

 

圭人くんが行ってよかったと思えるならそれが正解なんだよ

 

 

 

 

 

 

三番目に

圭人くんはJUMPが好きだった

 

これはもう一番大事なことだと思う

 

留学前に歌番組でまっすぐとカメラを見て言った

「未来のHey!Say!JUMPのために必ず成長して帰ってきます」の言葉に嘘はない

 

 

圭人はJUMPに戻ってくる気がないって言ってる人たち、JUMPを保険にしてない?って言ってる人たち、どこ目指してるの?って言ってる人たち

 

今までのけとぴ読んでるか?読んでないだろ

 

 

圭人くんの最終目標はずっと‪Hey!Say!JUMP‬に戻ることなんだよ

 

 

もちろん世界で活躍する役者になりたい、舞台に立ちたいっていう夢を持ってるのは事実だし、留学することでその想いが強くなっているとは感じる

 

 

留学が発表される前のけとぴで

「自分のことを見つめ直して5年後、10年後により良い人間になりたい」

とも言っていた 

 

節目節目で圭人くんは絶対にJUMPの名前を出してた

 

年明けにメンバーからメールがきて嬉しかった

時差がある中で時間を合わせてカウコンを見た

Happy LIVE with youを観ながら勝手に体が動いた

卒業公演を作り上げる中でJUMPの活動を思い出した

 

 

だからこそ留学延期の理由として言っていた

「ファンの皆様も納得のいくかたちで 、皆様の前に戻りたい」

 って言葉がとても引っかかっていて

裏を返せば納得してもらえなきゃJUMPのメンバーでいられないって思ってるよね?

 

‪Hey!Sɑy!JUMP‬でいる意味を自ら見出そうとしているとしか思えない

 

いくら今更

どんな圭人でも大好き!

9人のJUMPが好き!

って伝えたところで後の祭り

 

あまりに遅すぎた 

 

 

 

ただ圭人くんがアイドル活動をしたがってるか?と聞かれると自信を持ってYesとは言えない

ファンにとって‪Hey!Say!JUMP‬はアイドルグループかもしれないけど圭人くんにとっては『自分の居場所』でしかない気がする

 

ファンが思う在り方ではないかもしれないけど

好きだから、ずっと一緒にいたいからこそ

圭人くんは今を犠牲にして未来を選んだんだと思っています

 

 

 

 おしまい