現場に入っただけなのに
これは1年間の恐怖体験をまとめたものです。
きっかけは友人の何気ない一言でした。
「サマステのチケット余ってるからよかったら一緒に入らない?」
大好きなアイドルが2年間の海外留学を発表したということで、『Jr.の現場』という今までだったら絶対に首を縦に振らなかった誘いに乗ることにしました。
今思えばそこから全てが始まりました。
軽率に真夏の六本木、若者の熱気あふれるEXシアターに入った私の身に何が起きたかはこちらをご覧ください。
そして公演後、家路につくなり冷めやらぬ興奮とともに家にある雑誌を片っ端から引っ張り出して情報収集しました。
その度に
「このエピソード、好き〜!」
「え、ちょっと待って(Now loading...)」
「いや、ちょ…(Now loading...)」
を繰り返し、眠らせていたツイッターアカウントを無理やり起こしその時々の感想及び情報を書き留めました。
好きになってからのHiHi Jetsの快進撃は凄まじかった。
すでに決まっていたドリボが終わるとジャニアイの出演が決まっていて、地上波アニメのOP・ED担当が決まり、クリエ、サマステサポーター就任、ドラマ出演、音楽番組への出演、Jr.黄金期リターンズの名に恥じない活躍ぶりでした。息つく暇もないとはこのことです。
本当にHiHi Jetsを知れてよかった。猪狩くんが好きなことはもちろん、グループとしての成功を心から願っています。国立競技場もノーベル平和賞もビルボード1位も全部叶えられるよ!
と、まぁ最近のHiHi Jetsの目覚ましい活躍はまた別の機会にして時系列を戻します。
2019年の目標の1つに『Travis Japanのパフォーマンスを生で見る』を挙げていたので3月下旬に横アリで行われたトラジャ公演に入りました。
まさかのセトリに年始の横アリを熱狂の渦に包んだ伝説のYSSBが入っていてそりゃあもう最高だったんですけど、もっと信じられないことに会場に猪狩くんがいました。いや、昼公演にいなかったらしいので見学来たらいいなぁとは思っていたのですが。見学席を見上げなければいけない位置だったので双眼鏡で覗きたい邪心を抑え込んでトラジャのパフォーマンスに集中できたのが不幸中の幸いでした。
見学に来ただけではなくMCでは曲披露をしてくれました。バクステからメンステに移動するときの猪狩くんのギアの上げ方がかっこよかった!!!めちゃくちゃかっこよかった!!!!!!想像出来ますよね?「魅せ場作ってやるぜ」って言う猪狩蒼弥の気合。
恐ろしいことにまだ未来の話だと思っていたローラースケートで横アリのステージを駆け抜ける彼らを見てしまったのです。
もっと恐ろしいことに私は用意周到なことに猪狩くんの個人うちわを持参していて、横アリの地で堂々と掲げることに成功してしまったのです。
私は間違いなくTravis Japanを観に行ったのに…おかしい…なんてことだ……
しかし本当に恐ろしい思いをしたのは4月以降でした。
私は3月末で仕事を辞めました。1日12時間労働、有給もなく下手したら土日返上で仕事のことを考える日々におさらばして一度でいいから何も考えずに思う存分オタ活をしてみたかった。もちろんそれが全ての理由ではないですけど。
とにかく色々タイミングが重なり自由を手にした私は3月下旬から公開される映画「少年たち」の実演*1付きのチケットを数枚手に入れました。
実演ガチャという博打のような仕組みに負けず最終的に狙い通り自分の誕生日に生の猪狩蒼弥を見るという奇跡体験もしました。しかもハイビー合同だったので11人ものアイドルを近距離で…この目で…半径2メートルで見るアイドルの破壊力たるや…
ちなみに2019年の目標のもう一つは大好きな美少年の「Cosmic Melody」を生で見ることでしたが、その日選ばれた曲はまさかのオリ曲ではなくHey!Sαy!7のパーリーモンスター。圭人くんを感じながら猪狩くんの登場を待つという今後二度とない経験をしました。
しかし私は実演ガチャの恐ろしさをわかっていなかったのです。
実演ガチャの恐ろしさ、それは目当てのアイドルが来ないことではありませんでした。
予想だにしないアイドルに堕とされることだったのです。
3回目の実演に彼はいました。
彼の名は
7 MEN 侍 今野大輝
数日前にISLAND TVのグループのキャラクターの設定を考える動画を見て雰囲気がかっこよかったので直前に7 MEN 侍が来ることがわかったとき素直に嬉しかったのを覚えています。
残念ながら一緒に入る予定だった友達はこのグループに興味がなかったため「どうする?誰かに譲る?」と聞かれましたが「いや、私は観たい人がいるから一人でも入る」と断言しました。結局一緒に入ってくれた友達ありがとう。
実際に観たらポケットに親指突っ込んでスカしてる感じがとても好きでした。
生で観て好きだと思ったらもう好きです。好きでした。
自分で調べてチケットを取るほどではない。もし自分でグループを選べるなら絶対にHiHi Jetsを選んでいた。それでも機会があるなら見てみちゃおうかな…が叶ってしまった実演ガチャ。
こうして恐ろしいことに「ちょっとだけ」というスケベ心をくすぐるガチャ制度によりまんまと新たなアイドルを見つけてしまったのです。
その後ISLAND TVで中村浩大くんと共にアカペラを披露してる姿を見てノックアウトされたことは言うまでもありません。歌がうまいこと以上に、あまり正統派アイドルであるとは思えなかった彼が『不特定多数の人が見るコンテンツで自分の特技を売り込む行動をしていた』というギャップにやられました。もっと言えばそんな売り込む行動とは裏腹に全然カメラ目線がなかったりところどころ画面から見切れてしまっている「ほっとけなさ」が決め手でした。
そこから連日今野くんについて調べましたが調べれば調べるほど今野くんのアイドルとしてのスタンスがわからなくて
『こんぴ〜は幻想』
という訳の分からないツイートを残したりしました。
そして5月、私はクリエにいました。
ハイハイ単独。猪狩蒼弥を観るために入ったのです。
もう一度言います。
ハイハイ単独、
猪狩蒼弥を観るために入ったのです。
しかし幕が開くとそこに今野大輝くんがいました。いや、雑誌見て作ちゃんソロのバックに付くことは知ってましたよ?知ってたけどまさかがっつりバックにいるとは思ってませんでした。しかも髪色が変わっている…照明によっては銀髪にも見えるアッシュという素晴らしいビジュアル……
楽しみにしていたHiHi Jets単独、初っ端から今野大輝くんが出てること、髪色が最高、この時点ですでにパニックで脳内処理が追い付いていなかったのですが、そんな恐怖体験は序章に過ぎなかったのです。
数曲が終わったところで「ゲストがいます」とのアナウンス。
現れたのは美少年。流れてくる聞き覚えのあるポップでハッピーでリズミカルなイントロ。
『ここでコズメロ』
\そうきたか!!!!/
私の中の関西の血が騒ぎました。元ネタ知らない人すみません。
2019年の目標であったコズメロをまさかハイハイ単独で達成するとは…誰が想像しました?
コズメロを踊りきりすっかり満足したのですが、その後MC中に猪狩くんの楽しそうな「オフショ!浮所!」のコールと共に振り向いたら数メートル後ろに美少年の方々が並んで見学してるんですよ…制服姿を見てしまった。近すぎて逆にそれ以降振り返れませんでした。ティーンの制服……本当に無課金???(申し訳なさすぎたので帰りにジャニショに寄って課金して帰りました)
そして6月、私はまたクリエにいました。
7 MEN 侍単独。今野大輝くんを観るために入ったのです。
もう一度言います。
7 MEN 侍単独、
今野大輝くんを観るために入ったのです。
しかし幕が開くとそこには少年忍者がいました。安嶋秀生くんがいました。(デジャヴ)
恐ろしいことにどんどこ新しい名前が出てきますね。彼は友達の勧めで見たISLAND TVでメンカラが緑だということを知り*2、フワフワした喋り方が可愛いな〜と思っていた男の子です。拍手の仕方が独特なのが狙ってるのか天然なのかいまいち掴みきれないところも好きなタイプです。
この時点での彼の情報量はこんな程度で、夏にあるサマステで見る機会があればいいなと思っていたのにも拘らずまさかのクリエで出会ってしまいました。
早いよ!気になってから出会うまでが!!!
まだ情報収集してる途中でしょうが!!!
このバカチンがぁ!!!!!
とまぁ混乱する頭の中で双眼鏡は安嶋くんを確実に捉えながらも初7 MEN 侍の現場なのでしっかり楽しみましたよ。SAMURAIコールも全力を尽くしました。
今野大輝くんに関しては他の人のツイートとかステマシートの類いを一切見ずに自分のイメージでしか見てないので解釈違いもあるだろうし、まだまだ勉強不足だとは思うんですけど、とにかく私の中でのイメージは
『ロックでスカした雰囲気を醸し出し、やる気があるのかないのか分からないアイドル』
でした。
でもMCで自己紹介をしようとなったときに全員が女子ドル風にテンション高く進めていく中「みんな可愛い系だったから」という理由でイケボで二次元寄りのイケボを披露するという、ふいに見せるアイドル適性に頭がクラクラしました。
そしてクリエ終演後、何かに突き動かされるようにお手紙を書いていました。
宛名は「安嶋秀生様」
どうしても初めて見た感動を残したかったという自己満足です。ありがとうございました。
そこからは少クラやISLAND TVでしっかり安嶋くんの姿を追うようになりました。
今まで少クラでのパフォーマンスを見ていても画一的な衣装に身を包んだ彼らを「少年忍者」という一つの括りでしか見ていなかったのに不思議なことにどこにいても一瞬で安嶋くんを捉えるんですよ、私の目が。一瞬で。安嶋くんを。あの人数の中で。
ISLAND TVでのアクロバット対決も最高でした。身体能力たけぇぇぇ!!!!!
一発ギャグとして「あじのひらき」をやったりajides Tシャツを着たり、動画の最初の自己紹介で指を使ってAの文字を作ったりと「あじまひでき」の名前を最大限アピールするアイドルとしてのスタンスも好きでした。
何より安嶋くんのすっきりとした顔が好きなことに気付きました。(“顔が好き”という大抵のことは許せちゃう一番ヤバいパターン)
そして安嶋くんを見つけたクリエから2週間後。
6月15日、サマステの一般発売。
クリエの当日券に掛けまくったのでなぜか繋がる気満々でした。
1時間半のNTTとの格闘後、当初の予定通りHi侍公演を確保した私は自分の予定を一度確認してまた電話を掛け始めました。
数十分後、気付けば美忍者公演のチケットを取っていました。
恐ろしいことに取れちゃうんですね…一人でこの気持ちを抱えられる気がしなかったので忍者担の友達を誘って一緒に入ることにしました。
6月16日、オープンライブチケット発売日。
夏空の下輝くHiHi Jetsを見たかったので絶対の絶対の絶っっっ対にオープンライブに入りたかったのですが、日程的に8/17しか入れない。必然的にはいび忍者侍合同公演なんですよね。どう考えても目が足りないことは分かっていた。
でも結局チケットを取っていました。取れちゃうんですね…本当にありがたい……ありがとうございます……
安嶋くんを観る予定が2つも増えました。
以上がこの1年間での恐怖体験です。
圭人くんを大好きな気持ち一本で数年生きてきた私が一回だけ、たった一回だけ入った現場で猪狩蒼弥に心を奪われ、その後軽い気持ちで入った数々の現場には必ずと言っていいほど他のアイドルがいました。
Jr.の現場の恐ろしさ、
それは芋づる方式で新たなアイドルに出会う仕組みでした。
トラジャ観に行ったらHiHi Jetsがいるし
HiHi Jets観に行ったら7 MEN 侍と美少年がいるし
7 MEN 侍観に行ったら忍者がいるんだもんな〜!!!
まいったまいった!!!!
しかもYouTubeのジュニアチャンネルに続きISLAND TVという優良コンテンツが出来てしまったので気になったアイドルの動画がわんさか見られちゃうんですよね。
よっ!商売上手!!!!!
よっ!乗せられ上手!!!!!
推しのアイドルが3人に増えました。
才能の塊、猪狩蒼弥くんと
つかみどころの無い今野大輝くんと
担当は岡本圭人くんただ一人です。
サマステ楽しみます!!!
おしまい